特養忘備録。

2月の半ばからの面会禁止は、まだ続いたまま。

でも、スタッフみなさんの努力のおかげで、感染者を出さずに過ごせてるようです。

本当に、スタッフのみなさんは、大変だと思います。

休みの日にも、勝手な行動は、許されないだろうし。

すごいストレスやと思うのです。

 

こちらから、電話して、忙しい手を止めては、いけないと思い、まったく連絡してませんでした。

昨日、急にケアマネから電話があったので、ドキッとしました。

また、熱でも、出したのかな、って。

 

今回の電話の内容は、介護認定が7月末で切れるので、更新手続きをします。

書類に、本人もしくは、家族のサインが必要なので、今の状況では、本人さんは、無理だと思うので、サインしてもらえますか?

後の手続きは、こちらでやります、とのこと。

書類を送るので、送り返してくださいと、言われました。

それと。

施設では、LINEを使ったビデオ通話を始めたのですが、それ、やってみます?とのこと。

スマホの画面のサイズでは、母には、無理かなと思ってると伝えました。

ひょっとすると、そのうち、妹が申し込むかもしれません、とも。

すると、今、お部屋にいるので、通話だけでも、してみませんか?と代わってくれました。

「娘さんよ。娘さん。はい、どうぞ。」

「もしもし?もしもし? これ、誰?」と母。

もしもし? 私よ、私。 わかる? 元気にしてる?と聞くと。

「あ、ハイハイ。元気にしてるよ。」と母。

なんで、ハイハイなんかな。ホントにわかってるのかな。

「今ね、待ってるのよ。」と母。

何を待ってるの?と聞くと。

「ほら、あれ。あれを待ってるのよ。なんやったかな。えーとね。」と母。

これは、会話にならんなと思ったので、

また、そのうちに会いに行くから、それまで元気でいてね、と、私。

「え、すぐに来ないの? なんで、来ないの?」

いや、今、コワい病気が流行っていてね、行かれへんのよ。

もうちょっと待っててね。そのうち、行くから。

「コワくないよ。私、大丈夫よ。コワい病気なんか、ないよ。」と母。

そばにいたケアマネに「じゃあ、バイバイしてね。」と言われ、

「バイバイ」と母。

たぶん、わかってないなぁ。

今の施設は、介護認定が要介護3以上が条件だけど。

ま、更新しても、3以下には、ならないだろう。

今は、要介護5だけど、4くらいかな。 また5なのかな。

 

母の趣味だった園芸。

自宅マンションは、園芸好きな住人ばかりで、ベランダも広い。

しかも、水道栓がついてるくらい。

でも、ここ数年の入退院と、去年の脳梗塞で、施設生活が始まって、植木もほとんど枯れてしまった。

自動水やり機だけは、つけていたけど、愛情をもって、面倒を見てあげないとね。

も、主が戻ることもない家。

植木の処分をしようと思う。

でないと、これからの梅雨やら、台風で、ベランダの排水口がすぐに枯葉でつまりそうになる。

行くたびに、掃除してるけど。

園芸好きな人から見たら、枯れ木だらけのベランダは、見たくないだろう。

なので、古土を処分してくれる人に全部、頼もうと思う。

母が特に好きだった、バラ2鉢も、1鉢は、完全に枯れてしまった。

1鉢は、なんとか生きてるけど、生き返らせてあげるすべが私には、ない。

妹が引き取るとか、言ってたけど、やっぱり、手に負えないので、処分してくれ、と言ってきた。

母が買いこんでる、肥料やらは、たくさん、あるが、もはや、聞いても何も答えては、くれない。

「バラ」自体が、わからないみたい。

あれだけ、好きだったのにねぇ。

 

歯磨き粉もなくなったらしいので、届けがてら、書類にサインしてこようと思います。

行けるのは、1階の事務所だけだけど、届けることにします。

 

いずれは、賃貸に出すつもりの部屋。

できることを少しずつして、片付けて行こう。