特養忘備録。

早いもので、母が特養でお世話になって、1か月半。

この前、担当のケアマネージャーに会ったら、いい感じで、スタッフに慣れて来てます、とのこと。

朝は、やっぱり、ひとしきり、ぐずるらしいけど。

有料老人ホームでは、部屋担当が決まっていて、ほぼ、いつも、同じスタッフが世話してくれていたので、母のペースで納得するまで待ってくれていた様子。

さすがに、特養では、そこまでできないので、はいはいはい!とうまくかわしつつ、世話してくれてる様子。

本人は、特に嫌がりもせず。

というか、日々、起こることが覚えてられない、わからないので、不服もないのでしょう。

 

妹が、「もはや、誰が来てるのか、わかってないと思う。」と言ってたけど。

そうなのかもしれない。

脳梗塞を起こす前も、時間さえあれば、ベッドで横になっていた人なので、今も、それは、変わらず。

テレビを見ようにも、見えないんだろうな。

食堂にあるテレビ2台は、いつもついていて、誰かがそこにいるんだけど。

 

前にいた病院の老健では、食事以外の時間もできるだけ、食堂で過ごしてほしいと言われてた。

母は、無視して、自分のベッドにいたけど。

ま、4人部屋だったから、ベッドに戻っても、落ち着かなかったのかも。

今は、部屋に帰りたいと言えば、食後、連れてくれる。

ただし、個室のドアは、いつも、半分くらい、開けてある。

最初は、換気かな、と思っていたけど、そうでは、なくて。

スタッフが廊下を歩くときに、のぞいてくれているみたい。

ま、母の場合、寝返りも自分では、打てないので、ベッドから落ちることもないんだろうけど。

でも、相変わらず、ナースコールも、押せないので、気を付けてくれてる様子。

 

実は、風邪っぽくて、微熱があったため、2週間ほど、行ってなかった。

週に1回は、行くことにしてたんだけど。

インフルエンザの季節になってきているのに、この疑わしい状態では、かえって迷惑になるかなと思って行かなかった。

でも、微熱も治まったし、咳も落ち着いたので、念のため、マスクして行ったけど、

訪問帖には、わずかな記入しかなかった。

みんな、来ないのかな。

老健の時は、毎日、昼食に合わせてやってきて、夕食まで、一緒に過ごす家族が多かった。

そんな中で、娘に暴言を吐くので、老健側から、来なくていい、と言われていたんだけど。

それでも、週に1回は、どこかの通院があって、仕方ないので暴言を吐かれまくりながら行ってた。

入院中は、色んな検査やら、検査結果の報告やらで、よく呼び出されたし。

そう思うと、特養というところは、家族には、安らぎの時間を与えてくれるのかもしれない。

「終の棲家」の人が多いので、よほど体調の変化でもない限り、世話をしてくれるのかな。

 

入院中は、必要最低限のことは、やってくれるけど、も、皮膚がカサカサになって、乾燥性のかゆみが全身に出た状態で退院、老人ホームに行きました。

薬を処方してもらったけど、治らず、いつ行っても、どこか掻いていました。

今、特養でやっと落ち着いたみたい。

顔面麻痺を起こし片目が開かないので、すぐに炎症を起こすのですが、眼科の先生が薬を出してくれたので、目のかゆみも治まったみたい。

昨日、行ったときにも聞いてみたけど、痒くない、とのこと。

でも、しきりに顎の辺りをいじってこするので、痒いのか?と聞くと。

「気になるねぇ。」

何が気になるの?

「中にNHK,入ってるやん?」

??? NHKも、えらいとこに入ってるもんやな。

しかも、NHKという言葉が出てくるか?

NHK? そこに入ってるの?と聞くと、

「うん、入ってるでしょう。」と言う。

私が笑うと、一緒に笑う。

でも、たぶん意味は、わかっていない。

放っておくと、すぐに、うつらうつらと寝ようとする。

帰るよ!と言うと泊まっていけばいいと言う。

泊まれというとこを見ると、自宅にいるつもりなのかな。

それなら、その方が幸せだろうな。