途中経過です。
自宅の人のQOLが急激に下がってきました。
自宅での一人暮らしの限界が近づいている気がします。
昔から、痛みを待つ人でした。
「自分は、痛みには、強い。」
「たいていの痛みは、我慢できる。」
でも、常にやってこないかもしれない痛みを待つ人でした。
だから、ピクリとでも痛みが来ると、「やっぱり痛くなった。」
そう考える人でした。
だから、飲む薬は、いつも多め。
痛みとギリギリに暮らせる妥協線は、ありません。
だから、薬の飲み忘れだけは、ない人でした。
ところが。
去年11月に転倒、頭部を打ってからは、自宅から出かけなくなりました。
通院だけは、していたのに。
年末から、それすら、できなくなってきました。
で、自宅で、何をしてるのか、と言うと。
ひたすら、ベッドで、うつらうつらと寝ているわけです。
食事は、おろか、水分も薬も飲まずに。
脱水症状が起き、意識がもうろうとするようです。
そうなると、余計に眠くなります。
数年前から、何度も繰り返している熱中症と同じ。
火曜日、土曜日、日曜日以外は、ヘルパーさん、居宅リハビリの先生に入っていただいてるので、そこでチェックしていただいてる状態です。
それがなければ、また、倒れてるでしょう。
老健から自宅に戻る際に、あれだけ、息巻いていた自炊ですが。
今は、ほぼできていない状態。
ご飯すら、めったに炊かない。
ヘルパーさんに買い物を頼み、コープ個配を頼み。
食べないのに、注文する。
冷蔵庫は、常にパンパン状態です。
今は、妹が整理するのも、拒絶するありさま。
冷蔵庫の扉が閉まらなくなることも多いようです。
先週から、居宅看護で、看護師さんも入ってくれました。
昨日は、前夜から、連絡が取れなくなった、と、妹がパニック状態に。
のぞきに行くと、今から風呂に入る、と。
用事があるので、帰るけど、夕方、のぞいてほしいと言われました。
元々、風呂は、長い人です。
行ってすぐに、声をかけました。
小一時間、待ってみたのですが、声をかけました。
寝てた?
起きて!起きて!起きて!と連呼して、起こしました。
それから、10分ほどして、のぞくと。
湯船のお湯を全部、抜いてしまい。
空っぽの湯船で、「立ち上がれないの。」と淡々という。
膝は、曲げられない。
左手は、骨折以来、ほぼ力を入れられない。
右手も、頼りにならない。
こちらも、びしょびしょになりながら、抱えようとしましたが。
なんせ、濡れてすべる上に。
どこを持っても、痛い!と叫ぶ。
よほどか、救急を呼ぼうか?と思いました。
ふと、タオルを使ってみようと思いました。
背中にぐるっと回して、両端を私が持って、体重をかけて引っ張りました。
お尻が少し浮いて、だんだん立ち上がり、お風呂の縁に座らせました。
こちらは、びしょぬれになりながらも、いやな汗をかいてました。
パニック状態にならなかったのは、よかったけれど。
なぜ、こんな状態になったのかも、わからない。
耳元で、ごぼごぼ、音がしていた、と言うので、たぶん、寝込んで(失神して)耳まで沈みそうになっていたのでしょう。
どんなに怖い状況だったか、説明しても、
「あら、そう。」
「上がれたから、いいじゃないの?」
このまま、すぐに上がってほしいと言うと。
まだ、体を洗ってない、シャンプーをしていない、と出ない。
結果、3時過ぎに風呂に入り始めて、出てきたのは、7時!
しかも、本人は、昼だか、夜だか、わからない。
今日、さっそく、ケアマネに電話して、事情を説明。
早急に、入浴介助を頼みました。
早く決まりますように。
この間から、調子が悪くなりかけていた膝。
昨日の騒ぎで、今日は、がくがく。
上がってきて、へらへらしているので、思わず。
「こんなに寝てばかりで、どこに生きがいがあるの?」
「自宅にいる意味は、あるの?」
「施設も…」
と、ここで表情が豹変。
目がつりあがり、「絶対に施設には、入りません!」と叫んでました。
妹が根を上げ始めてるので、ゆっくり説得してもらいましょう。
どうせ、私は、「鬼」ですから。
頼める介護サービスは、すべて使って行こう、の、忘備録です。