特養忘備録。

母が特養に入居して、10日間。

その間に3回、のぞきに行ってきました。

様子を見ると、特に変わりがないような。

ただ、見当識障害が起こりやすいのは、起きてすぐの時間帯なので、わかりませんが。

 

初めて行ったときには、入居当日に公休だったユニットリーダーと会いました。

「ぜんぜん問題ないですよ。」

「安心してくださいね。」

そなのか。大丈夫なのかな。

要介護3以上の人ばかりのこの施設では、見当識障害って普通に起こるのかもしれない。

 

左ひじを数年前に転倒、骨折して、動かさないので、拘縮してきてしまった。

今回、脳梗塞を起こすまでは、着替えるだけでも、顔をしかめて「痛い!」と大きな声をあげていた。

それが今では、どうやら痛みに鈍感になってきたのか。

左腕を触られても、何も言わない。

まだ、プレートが数枚、入ったままなので、痩せて小さくなってくると、プレートが薄い皮膚の下で、浮き出て見える。

「ここ、痛い?」と聞くと、「大丈夫」と言う。

「気を付けるからね。」と言われると、「はい」と言う。

車いすとか、ベッドで横になる時にも、当たらないように、母が作った小さなクッションを使っている。

中には、マイクロビーズというか、とても細かいビーズを入れてある。

袋もお手製のもので、今まで洗濯したと聞いたことがなかった。

どうも、何かをこぼしたのか、それとも、汚れがついていたのか。

ユニットリーダーに「あのクッション、洗濯袋に入れて洗ってもいいですか?」と聞かれた。

ぜんぜん、かまいません、と伝えましたけど。

まさか、洗濯機の中で、あのお手製の袋が破れてないよね?

洗濯機、大変なことになるよね?

洗濯機が無事でありますように。

 

退院直後より長く、車いすに座っていられるようになったけど。

相変わらず、会話は、ほぼ成り立たず。

スタッフが気を利かせて、「娘さん、来てはるから、車いすに座ってましょうか?」と言われ、「はい!」と返事するものの、すぐにうつらうつらと寝てしまう。

「ベッドに戻してもらおうか?」と言うと、「大丈夫よ」と言うけど。

また、すぐに寝ようとする。

とはいえ、会話も弾まないし、そら、眠くなるよね。

スタッフにベッドに戻してもらうと…。

すぐに寝てしまう。

ふと目を覚ました時に、「もう帰るよ」と言うと。

「帰るの?」と聞く。

「うん、また、来るけど。」

「帰るの?」とまた、聞く。

「だって、寝てるやん。」と言うと、笑ってる。

 

ま、穏やか…といえば、穏やかな日々が始まりました。