老健忘備録。

今日も、昼過ぎに大学病院へ。

おととい、行ったばかりなんですけどね。

こんなに外来に通うのなら、今日まで、入院でも、よかったんじゃね?と言いたい。 ハゥ

 

おとといは、顎関節の手術をしてくれた口腔外科。

今日は、行くまで、なぜ、行かねばならないのか、わからなかった整形外科。

行ってみたところ、行先は、骨粗しょう症の専門医。

確かに、老健の人の顎関節の腐食は、骨粗しょう症の予防薬が原因の1つらしいけど。

飲んだ人、みんなが発症するわけでもなく。

色んな要素があり、ま、運が悪かった・・・ということみたい。

でも、今、あちこちの大学病院が関連を調べているようなので、大学病院としては、いいサンプルなのかもしれない。

 

今まで言われていたよりも、骨密度も低く、腎臓の状態もよくないらしい。

後ろに転倒する癖がある老健の人。

次に転んだら、確実に骨折すると言われた。

しかも、腎臓の状態から、長時間の全身麻酔は、もう無理だと言われた。

と言うことは、2年前に骨折した左腕を動かさず。

次に右腕も骨折したとしたら、両手が使えない。

脚を骨折しても、歩けない。

一生、車いすの生活なら、まだしも、寝たきりになる、と言われた。

 

「どうしても、家に帰りたいんです。」と老健の人。

ここで、初めて、医者に「どうして帰りたいんですか?」と聞かれた。

「私、趣味が園芸で、大きな大きなバラの花を咲かせていたんですよ。」

「いまどき、園芸ができる施設があるでしょう?そこでいいじゃないですか。」

「いえ、どうしても家に帰りたいんです。」と老健の人。

「おうちには、大家族が待っておられますか?」

「えっ?」 (先生、何を言い出したんだ?) 「いえ、一人ですけど。」

「それなら、絶対に無理です。10人ほどの大家族なら、考えられないこともないですけど。」

「でも、それでも、帰りたい・・・」

「いえ、無理です。」

「どうしても、無理ですか?」

「はい、無理です。お年を考えても、もう十分でしょう?施設に入って生活をしてください。」

「でないと、寝たきりです。転ぶと、即、骨折です。」

「骨折を防ぐには、車いす生活をお勧めします。歩くことは、やめてください。」

「ダメですか?」と老健の人。

「ダメです。」とあっさり言われてしまった。

 

今、お世話になってる老健は、ずっとお世話になってた病院の経営なんだけど。

そこの先生は、みんな、優しくて?いつも、オブラートに包んだ言い方しか、してくれず。

今日の先生は、初めて、真正面から、「無理だ」と言ってくれた。

今日も、「私、おやつを食べてないから」と菓子パンを食べてカルピスを飲んでる間に、

もう、言わないけど、最後にもう一度だけ、言っておくけど。

私の希望は、サービス付きの高齢者賃貸住宅に入ってくれること。

そうすれば、介護保険は、使わないから、居宅リハビリの先生にも来てもらえるし。

ヘルパーに洗濯や買い物も頼める。

食事の準備は、してもらえるし、トイレ、風呂の手伝いは、頼める。

個室で、部屋にトイレも風呂もある。

でも、あなたの人生だから、あなたが決めればいい。

もう、二度と言わないから、冷静に考えてほしい。

どうなってもいいと思うなら、私は、それでいい。

数年前に、勧めた施設に入っていてくれたら、左腕の骨折もせずに済んだ。

その反省がまったくされていない。

あの時は、どうのこうのと言い訳ばかり。

あの時に比べても、余計に体が動かなくなってることを認めてほしい。

 

老健に送って行って、顔見知りの看護師に、今日のことを話した。

ちょうど、来週、老健のスタッフとのミーティングがあるので、また、話そうと思います。

 

ただ、明日になれば、きっと、都合の悪いことは、すべて忘れているでしょう。

自分に都合がいいとこだけ、つなぎ合わせて、勝手な話を作って。

いつも、自分は、被害者で、かわいそうな人を演じていることと思います。

 

今日の先生の話で、私の気持ちもゆるぎません。

好きなように生きてくれたら・・・と思います。

 

も、疲れた。。。というのが本音です。