老健忘備録。

入院前から、ずっと言われていたんだけど。

老健の人、「ハサミ」を持って来い!と言う。

いったい、何をするんだ?と聞くと・・・「鼻毛、切る」と言う。

「家にいたときは、握りハサミで切ってたのよ。だから、持って来て!」

 

今年の春から、入院→老健→入院→老健と繰り返し、介助してもらい。

毒を吐きながらも、結局は、助けてもらい、何もしなくなり。

2年前に肘を骨折した左手は、いまだに三角巾でつって、一切、使わない。

「指も腕も痛いの!」

そりゃ、そうでしょう。

使わないから、どんどん、固まって来て余計に痛いんだと思うけど。

言っても聞かないから、もう言わない。

右手も、使わずに済む生活をしてるので、どんどん力が入らなくなってきた。

そんな手で、どうやって、「握りハサミ」使うの?

その前に、老健には、ハサミは、持ち込めない。

何度、言ってきたことだろう。

聞く気もないし、聞こうともしないし。

だから、持って行かずに放っておいた。

 

前に知り合いに、「鼻毛カッター」なるものがあると聞いた。

昨日、それを探してみた。

意外とすぐに見つかった。

電池式で、小さい刃が中で回転する。

だから、けがもしない。

 

それから、「孫の手」を持って来い!と言う。

今回の入院前に、妹に頼んで、持って来させたんだけど。

それで、気に入らないと、夜中でも、ベッドの柵をたたいたらしい。

そりゃ、スタッフにも、いやな顔されるわ。

呆れて、物が言えん。

ちょうど入院の機会に、ほかの荷物に紛れて、隠してしまった。

再入所させてもらったときは、もちろん、持ち込まず。

ところが、背中が痒いときに、かけないと言う。

スタッフも、なかなか来てくれない。

(そりゃ、あなた、ブラックリスト入りしてますからね。)

「も、ベッド、たたかないから、持って来て!」

ホントかな。

 

来週は、2回も大学病院の外来に行かないといけない。

それなら、入院させておいてくれたら、いいのに。

「いつ、行くの?」

来週の火曜日と木曜日。

「何時から行くの?」

火曜日は、2時半に出る。 木曜日は、12時半に出る。

「いつ、行くんだっけ?」

だから、火曜日と木曜日。

「何時?」

。。。。。

この繰り返し。

ノートに書いて置いてきたけど。

 

も、一人暮らしは、無理だと思うけど。