老健に戻って、半月が過ぎました。
相変わらず、穏やかに?というか、ぼんやりした感じで過ごしているようです。
入院前は、一人、目が吊り上がり、口元がいつも怒りでゆがんでいたのですが。
今は、ほかの方たちと同じように、ぼぉ~と過ごしてるようです。
食堂での席は、時々、変わるのですが、一瞬、老健の人を見つけられないことが増えてきました。
この状態がいつまで続くのか、わかりませんが、今は、食べるものも、飲むものも、制限がないので、ご機嫌がうるわしいのかもしれません。
退院して、2週間目に大学病院の外来に行ってきました。
5月以来、4ヶ月間、ずっと膿が出ている状態なので、体に、かなりの負担がかかってるはず。
抗生剤でずいぶんマシになりましたが、これ以上は、腎臓への負担を考えると、もう使えない。
思い切って手術をしましょう、と言われました。
入院中も、再三、手術をする方向で考えています、とは、聞かされていたのですが。
後遺症として、口が開かなくなるかもしれない。
それは、食べられない、話せないということにつながる、と言われていました。
それならば、年齢を考えても、最期まで、食べることへの執念がすごいので、食べることを第一に考え、また、入退院を繰り返すかもしれないけれど、いじらない選択肢もあるのでは、ないか、と思っていました。
ところが、「教授先生」いわく、骨の表面の汚いところを削るので、多少、骨が薄くなるにしても、今、排膿のために開けている傷口を使い、ほとんどの部分は、口の中から歯茎をいじるので、口が開かなくなることは、絶対にない!との説明。
でも、今、急いでやらなければいけない手術でもないので、家族の負担も考えて、秋くらいに考えましょう。それまでは、しっかり食事をして体力を温存しておいてください、とのこと。
と、ところが・・・。
外来の待合室で待ってると、「研修医先生」がやってきて。
実は、入院中から9月7日の手術予定を入れていた?
これを逃すと、先生を捕まえるのが大変?
ご家族のご都合は?と聞きながら、ぜんぜん、聞いてない???
ということで。
9月5日に入院、7日に全身麻酔で手術となりました。
たまたま、外来に行ったこの日は、この後、術前検査を山ほどして、へとへとで帰ってきました。
しかも、翌日には、全身麻酔になるので、麻酔科の予約を取りました、と言う。
今日の検査結果を元に麻酔科の先生が手術できるか、どうか、判断すると言う。
誰も、家族の予定なぞ、気にもしてないやん!!!