昨日は、病院のケースワーカーと会ってきました。
今までの入院でも、お世話になった方。
色々、わかってくださるのが、今は、特にありがたい。
本人が決めた「胃瘻」。
妹が同意した「胃瘻」。
でも、私だけ、納得できていない。
たまたま、妹よりも多くの人を見送ってきただけ。
その中で、自分で決めていたこと。
「絶対に延命措置は、取らない」。
それは、自分は、もちろん、家族に不幸にして起こった場合も、そうしようと思っていた。
でも、「延命」という局面が見えた時、本人は、「延命は、しない」という決心を翻した。
私には、その局面になったことがないから、実のところは、わからない。
どんなに修行を積んだ高僧でも、「生きたい」と思うのかな。
それなら、それが、人間の本能なんだろうな。
妹は、まだ、意識がある人が目の前で衰弱していく姿を見ているのは、耐えられない、と言った。
でも、胃瘻をして、いずれ、体が栄養を受け付けなくなって、どんどん量を減らし、最終的には、水分だけになって…。
やっぱり、目の前で衰弱していくんだ。
それを私は、過去に見てきたんだ。
妹は、きっと会いに来なくなるだろう。
それでも、誰かが見送らねば。
たぶん、また、空しい思いを抱えながら、見送るんだろうな。
失われた嚥下機能が戻るのは、かなり難しいそうです。
ましてや、年齢を考えると、ほぼ不可能だろうと言われました。
好き嫌いが多いけど、たぶん、食べることにこだわりがある人なんだと思う。
胃は、膨らんでも、食べた気がしない。
誤嚥性肺炎や窒息の危険性大なので、口からは、何も入れてあげれない。
きっと妹は、逃げる。
私も、逃げたい。