今回の旅行では、いつもと違う過ごし方をしたい、と思ってました。
そして、出発する前に見つけたのが、真珠湾とアリゾナ記念館と米軍基地ツアー。
普通の島内観光でも、真珠湾とアリゾナ記念館がある公園までは、入っているのですが、もっと詳しく見学しようとすると、そこだけのツアーとなります。
戦艦ミズーリとか、潜水艦ボーフィンは、なかなか他では、見られないところなので、日本人も行く人が多いのか、日本語ツアーがいろいろありますが。
米軍基地を見学となると、なかなか、なかったのです。
そんな中、見つけたこのツアー。
何がネックって…英語ツアーしか、なかったわけです。
どこまで理解できるだろう。
ひょっとしたら、ナショナリズム、ばりばりのアメリカ人ばっかりじゃないのか。
いろいろと考えて、やめようか、やっぱり参加してみようか。
実は、ぎりぎりまで悩んでおりました。
行かなくて後悔するくらいなら、行ってみよう。
ということで、申込ました。
ツアー当日は、なんと、朝の5:45のピックアップ。
アリゾナ記念館は、7:30からなのに、それまで、どうするんだ?などと考えながら、待っていると、アメリカ人のガイドさんがやってきました。
え~と、まったく日本語は、通じません。 トホホ
同じホテルから、アメリカ人の熟年夫婦が1組と、熟年男性が1人。
結局は、17人のアメリカ人と私たち、2人の日本人でした。
まずは、ウィラー陸軍航空基地へ。
朝の国旗掲揚の式を見学させてもらいました。
とっても静かな中で、厳粛に行われます。
1つ1つの動作が、なんか美しいのです。
この広場の前に、見学者用のホールがあります。
これは、入り口のタイルの模様?
ドアの真ん前にあるのですが、意味を聞くと、絶対に踏めません。
7つの星は、方向を示す北斗七星。
1つの星は、日本を指すそうです。
(すみません、英語力不足で、4つの星の意味は、わからず。トホホ)
★が全部で、12個。
ということで。
12月7日、矢印方向の国を忘れるなよ!ってことらしいです。
この後、アリゾナ記念館に向かいました。
記念館は、海に沈んだアリゾナをまたぐように、海の中に建っています。
まずは、30分ごとにある、第二次世界大戦の映画を20分、見ます。
それから、船に乗り込み、記念館まで行きます。
先に行った人を乗せて、船は、戻ります。
そして、また、次に映画を見た人を乗せて、戻ってきます。
これに乗って、私たちは、戻るのです。
白いのが記念館。その下に見えるのが、アリゾナです。
記念館の一番奥には、乗組員名簿が刻まれています。
1177名のうち、1102名が亡くなったそうです。
遺体は、アリゾナの中に眠っているそうです。
今もなお、油が流れ出しており、海面に油の輪ができています。
見えるでしょうか。 アリゾナの涙…と呼ばれているそうです。
ここで、自由時間が割とゆっくりあったので、
オーディオセットで日本語の案内を聞きながら、
あちこち、回りました。
その後、スコーフィールド兵営へ。
こちらでは、見学と将校クラブでの昼食です。
これは、実際に第二次世界大戦で使用されたそうですが。
当時、こんな武器を使っていたなんて…日本は、勝てないなと痛感。
ちょっと写真が小さくて、見にくいのですが。
戦死した戦友に最後のあいさつをしている兵士の銅像です。
よく映画とかで見るように、墓標の代わりに、その人の銃を立て、ヘルメットをかけるそうです。
で、その銃のアップですが。
その後、今に至るまでの戦争で亡くなった人のIDタグの実物がいくつか、かけてありました。
こちらは、ランチを食べた、基地内のブッフェ。
周りは、迷彩服を着た兵士ばかりで、ちょっと落ち着かない?
でも、おいしかったです。
帰りは、2時過ぎにホテルまで送ってくれました。
が、なかなか中身の濃い時間でした。
参加して、本当によかったと思います。
もう一度、英語力を鍛えてから、参加してみたいと思いました。
ハワイというと、リゾート地で、やれ、ショッピングだの、やれ、有名?レストランめぐりだの、みなさん、お忙しいのでしょうが、ぜひ一度は、参加したいツアーだと思いました。
まず、びっくりしたのは、見学する日本人の少なさです。
記念館にも、ほとんど日本人がいませんでした。
ひょっとすると、もっと後の時間帯なら、来る人がいるのでしょうか。
これは、決して繰り返しては、いけない戦争の爪痕ですが。
絶対に知らなければいけないことだとも思いました。
アメリカ人の参加者も、決して、戦争体験者が多いわけでは、なく。
若いカップル、子供連れの家族、など老若男女。
それにしても、もっと英語を勉強しなくちゃ…だな。いつになるやら。。。