特養忘備録。

気温も低く、冷たい雨の1日でした。

本降りの中、午後から、施設の母と面会。

かなり降っていた時間帯。

これなら、先週の、台風がそれた時の方がマシだったかも。

 

受付で、面会票を書き込み。

検温。

手洗い、うがい。

しばらく待っていると、車いすの母が下りてきた。

 

土曜日なので、人手がよけいに足りないのかな。

確か、1年前の入所日に、ご挨拶したリハビリの先生。

「こんな形ですが、久々に家族の時間を。」

「時間になったら、また来ますね。」

厚さ1cmほどのアクリル板をはさんで、ソーシャルディスタンスを取っての面会。

後遺症で、左目は、ほとんど見えてないだろうし。

右目も、年齢的に白内障も進んでるだろうし。

たぶん、見えてないよね。

 

声をかけたとたん、「あ、家族が来てくれたのね。」と言った母。

これは、案外、覚えてるかも?

誰だか、わかる?

わかるよー

さ、誰でしょう。

えーとね、たかこ。

いやいや、それは、あなたよ。

えーとね、えつこ。

いやいや、それは、あなたのお姉さんでしょう。

あら、そー?

話しかけると、短く答える。

かなり、ピントはずれだけど。

で、うつらうつらと。

また、声をかけると、目を開ける。

その繰り返しで、15分、過ぎた。

話が続かないから、長く感じた。

 

ここは、私の家?

そ、家よ。ずっと、いていいのよ。

ずっと、いて、いいのね。そうなの。

 

来週の日曜日に91歳。

がんばったよね。

がんばってるよね。

だから、もう、ゆっくりと過ごしてください。

 

お誕生日には、大好きな「アンパンマンジュース」を届けてきます。