特養忘備録。

あっという間に年末です。

今年もあと3日ですね。

今年は、7月から気がついたら、12月になっていた感じです。

1年の後半の記憶があまりないほどでした。

 

今月半ばにインフルエンザに罹ってしまいました。

今、母のお世話になっている特養でも、面会禁止のフロアがあります。

インフルエンザ患者が出てしまったようです。

入所者は、全員、予防接種は、受けてるのですが、やっぱり、体力がないのでしょう。

1人が罹ると、あっという間に広がります。

医師によると、インフルエンザと判定して6日間は、菌があると言われました。

が、特養の方に報告すると、年明けまで、母の部屋に行けません。

ということで、1か月ほど、母に会っていません。

 

先週、1か月ぶりに、妹が母のとこに行ってきました。

さすがに、2人の娘がどちらも1か月、来ない。

それは、うすうす、わかったようだったとか。

とても喜んだそうです。

挙句の果て、「家に帰る」と言い出したとか。 驚

えっ? 今、いるところが「家」じゃないとわかったの?

妹が「家には、帰れない」と言うと、「なんで?」と聞いたとか。

今までも、妹は、同じことをしつこく聞いたりして、なんとか記憶を戻そうとします。

とはいえ。

自分で寝返りもできず。

もちろん、ベッドから起き上がることもできず。

自分で食事もできない上に、尿意も便意もわからない。

もしも、もしも、自宅に帰すとなると、毎日、ヘルパーというよりも、住み込みのヘルパーを探すほか、方法がないと思うのです。

妹の意図が見えません。

記憶を戻して、会話が成り立つようにして、その先、どうしようと言うのでしょう。

「正気」の時間が増えれば、本人がつらいだけ、と、私は、考えるのですが。

だから、も、そっとしてやってほしいと思っています。

その方が穏やかな時間が流れると思うのです。

妹は、なんでもかんでも、自分で仕切らないと気が済まない「母」を求めているのでしょうが。

頭だけ、「正気」でも、体が伴わないと、在宅は、無理なのだから。

「家に帰りたい」と思っても、帰れない「現実」にぶつかって、傷つくだけだと思うのですが。

 

このまま、静かに穏やかに、新年を迎えてほしいと思います。

後、何回、お正月を迎えられるのか、わからないけど。

とにかく、穏やかな時間が流れますように。