宝探し。

母の介護認定の更新結果が今日、やっと来た。

母の自宅に届くものなんだけど。

階段の多いマンションで、室内は、車いすがないと移動できない。

ので、1階のポストまで行けないのだ。

というわけで。

同じ市内に住んでいる私宛に転送してもらっている。

この郵便局の転送システム。

確かに便利なんだけど、転送したり、しなかったり。

転送できても、1週間以上、かかる時もあったりで。

郵便局さん、感謝は、してますが、も、ちょっと、頑張ってくださいませ。

このところ、ずっと気になっていて。

前の介護認定の期限が5月31日だったので、思わず、市役所に電話した。

そしたら、「28日に出しました」とのこと。

1ヶ月以上前から手続きしてるのに、なんで、そんなにかかるん?

28日に出してくれたのなら、あ、これは、もう、週明け到着か?とあきらめていた。

ところが、珍しく?今日、届いた。 ちゃんと、私のとこへ。

今までと変わらず、「要介護4」。

 

今年の1月末から在宅になって以来、往診していただいてる先生に初めて、意見書をお願いした。

今までは、通院できていたので、病院での主治医にお願いしていたんだけど。

ケアマネが、「先生の意見書がけっこう決め手になるんだけど、PUSHできます?」

いやぁ~まだ、お付き合いが浅い先生だから、頼めるかなぁ。

いささか、心配だったけど、意見書をお願いしたいと頼んだら…。

「わかりました。任せてください!」と先生。

 

今まで通院できるのが当たり前だと思っていたので、往診医とは、初めてのお付き合い。

しかも、今までお世話になったことがないタイプの先生だったので、正直、初めは、私がうまく、お付き合いできるのか、不安だったけど。

こうやって、丸4か月、お世話になってみて、いい先生に出会えたんだなと思っている。

片道、車で半時間ほどの距離、というのが、往診の条件の1つだった。

母のマンションは、ギリギリ、半時間。

きっと遠い方だと思うけど。

たまたま、母が10年以上、通院していた病院に2年ほど、いらしたことがきっかけになったみたい。

今では、2週間に1回、1ヶ月に2回、という往診以外にも、「ちょっと近くを通ったので、顔を見に来ましたよ」と神出鬼没。

「家族は、何も心配しなくていい。僕ができることは、やるから。」

 

この半月ほどは、1つのことにすごい執着を示し始めた。

元気だった頃にデパートで買った?「よそゆきのブラウス」を出せ、と言う。

ところが、見つからない。

でも、納得できない。

次は、香水?がない!と言う。

妹に「前に1本、あげたから、きっと勝手に盗って行ったのだ」と言う。

いや、彼女も働いてるし、欲しかったら買うだろうし、そうじゃなければ、欲しいと言うでしょうに。

「置いてあった場所は、あんたは、知らんだろうけど、あの子は、知ってるのだ」と譲らない。

今日は、マンションの排水管の清掃に立ち会わないといけなかったので、まずは、「香水探し」から始めた。

てか、探すまでもなく、すぐに見つかった。

「あるでしょうが。どこ、探したの?」 (無言)

次は、「デパートのよそゆきブラウス」。

「ここにないはずは、ない!」と主張する整理ダンスの引き出しの中のものを全部、運び出して、母の前のテーブルの上に並べていった。

そりゃ、すごい量でしたとも。

全部、1枚ずつ、自分でチェックさせました。

そのほか、衣類収納ボックスの中身も全部、出してきてチェックさせて。

ビニールの袋に入れてるのもある!というので、家じゅうの袋を引っ張り出してきて、チェックさせました。

が、見つからず。

それでも、諦めないのが、「認知症」のなせる業?

また、「妹が持って帰ったのだ」と言い出す。 なんでやねん。

4時間、母の「宝探し」に付き合って帰ってきた。

も、クタクタ。

その後、妹がやってきたらしい。

で、また、2時間ほど、「宝探し」。

結果、なかったらしい。

ちょうど、リハビリの先生が来ていて、「すごくステキで、ずいぶん迷って迷って。結果、買わなかったんじゃないですか?」と言ったらしく、久々に形相が変わったそうな。 あぁ、も、余計なこと、言わないでよ。

後始末させられるのは、私なんだから。

でも、私も、8割は、買ってないと思っている。

後の2割は、本人が固執する「白い整理ダンス」では、ないとこにあるのでは、ないか?と。

でも、衣類がありそうなとこは、全部、探したしなぁ。

 

帰りの妹から電話。

「今度は、ミンクのストールがないって言うてたよ。」

えぇ?また、「宝探し」???

 

も、着る体は、1つなんだから、荷物を減らそうよ。