老健忘備録

老健の人の帰宅が迫ってきました。

1週間。

なのに、ずっと混乱状態が続いてるそうです。

目が覚めた瞬間から、ずっとスタッフに絡んでる様子。 ほんと、申し訳ない。

一時期は、どこかでスイッチが入ると、ややこしかったけど。

今は、スイッチが入る・・・よりも、切れずに、ずっと続いてる様子。 

頭の中、どうなってるんだろう?

主語は、老健のスタッフだったり、医師だったり、私や妹だったり。

でも、その後は、自分の都合のよいように、作話して、人を悪人にする、というよりも、自分を被害者にするというストーリー。

何を話しても、最後は、「私だけ、かわいそう。」「私だけ、我慢してる。」

その作話力、すごい。

呆れるほど、すごい。

それだけ、作話する力があるのに、なぜ、普通に理解できないんだろう。

すべての話が、切り口上。イヤミたっぷりな切り口上。

目が何かに取り憑かれたような感じ。

これって、やっぱり、人格崩壊なのかな。

帰宅する方向で、話を進め始めてから、血圧は、いくぶん、落ち着いてきていたのに。

また、上が180だの、190だの、になってるらしい。

けど、スタッフも医師も慣れてるので、大して気にしてない。

そりゃ、あれだけ、起きてる間、イライラしていたら、血圧も上がるでしょう。

 

自宅に戻れば、戻ったで、自分が思ったほど動けない現実が待っている。

今でも、できないことには、なんでも理由をつけて、そのせいにしているけど。

自宅では、できないことがほとんどで、その11つに理由をつけるのって、大変だろな。

それで、また、イライラするのか。

それは、それで、しょうがないな。

 

近くの病院へのお供がやっと終了。

ホント、「苦行」でした。

すべて、聞き流して、返事は、しない。

一切、相手には、しない。

そう決めてました。

 

そんな私の態度に、いらついたのでしょうね。

最後の一言。

「今まで、あんたに面倒かけた? 世話してもらったことがあった?」

「あんたね、親の面倒も見ないって、いい死に方せんよ。よく覚えておきなさい。」

「そのうち、思い知るわ。」

 

とうとう脅迫まで始まりましたか。

呆れすぎて、言い返す気力もなくなりました。

これは、人格崩壊じゃないかも。

元々の性格かもしれない。

自分の思い通りにならなければ、他人なら、切りすてる。

身内なら、追い詰めて追い詰めて、責めあげる。

たくさんいた兄弟姉妹も、最終的には、3人姉妹になり、3人ともがお互いに仲が悪かった。

これって、DNAなのかしらん。

3人とも、同じ性格だったのかもしれない。

2人の姉妹をも、切りすてて。

結局、老健の人の周りには、誰もいなくなった。

本人は、切りすてたつもりだけど、みんな、離れていっただけ。

 

そして、今、とうとう、娘も離れていこうとしてるよ。

自分が招いた結果だから、しょうがないよね。

 

帰宅前に、最後の大学病院のお伴。

「這ってでも、自分だけで行く」そうなので、これが最後のお供になるか、と思います。