老健忘備録。

新しい年になりました。

昨年中は、愚痴につきあっていただき、ありがとうございました。

今年も・・・たぶん、同じ状態になりそうですが。 ハァ

 

年末に老健より電話があり、朝から「歯ブラシ」にこだわってるとのこと。

次回、来られる時でかまわないので、新しいのを持って来ていただけますか?

人それぞれ、お気に入りの使いやすい歯ブラシってあるけれど。

思いこみの激しい人なので、自分の口は、大きく開かない!と信じてる。

大学病院の口腔外科で口内を診てもらう時も、「もう少し、開けられますか?」と言われ、開けられません!と言いながらも、医師に半ば無理やり開けられると開くし、痛くない様子。 呆

数年前に骨折した左腕と同じで、痛い!と思いこんでるだけで、(ま、痛くてかわいそうな私・・・を演じていたいのだろうけど)実は、そんなに痛くないのだと思う。

次回、老健に行くのは、年明けのしばらく先にしよと思っていたので、年末ぎりぎりに歯ブラシだけ、届けて来た。

も、バタバタの中、なんとか届けたので、会って引き留められて、しかも、自分勝手な言い分を繰り返されるのは、絶対に許せなかったので、事務所のスタッフにお願いした。

もちろん、中に手紙を書いて入れておいたけど。

翌日、携帯に留守電が入っていた。

どうやら、また、朝から、しつこく頼んで電話を借りたみたい。

(本当は、入所者自身には、電話を使わせない。どうしてもの人には、公衆電話があるので、テレホンカードを持たせてほしいと言われる。ただし、老健の人の場合は、その方がややこしいので、持たせないでくれ、と言われてる。)

原則では、スタッフが入所者から要望を聞いて家族に伝える。

でも、きっと、「それじゃ、伝わらないから」とか、「直接、話させろ」とか、朝から何度も何度も言ったんだろうと思う。

前にも、一度、そう繰り返して、負けたスタッフが電話をかけて代わってくれたけど、単に私を罵倒したかっただけで、途中でスタッフが何度も制止したけど聞かず、続いたので、私が切った。

後でお詫びの電話をしたら、逆に謝られた。

今回は、年末だし、あえて電話せず。

電話の内容は、自分が信仰している神社のお札を受けて来い!というもの。

受けて来てもらわないと、老健の人が「困る」そうな。 意味不明。

長年、お札を受けてることは、知ってるけど。

ここ数年は、受けてもお世話ができない。

1か月以上も、お水も替えず。もちろん、手も合わせず。

私自身の中には、お世話できないお札は、受けない、というのがあって。

老健の人の考え方は、もちろん、理解できない。

 

年末に居宅ケアマネから電話をもらった。

10日前後に居宅の各サービス事業所と老健側とで、引継ぎ会議をしましょう、とのこと。

介護保険の点数は、たぶん、十分にあるだろうけど、慢性的なヘルパー不足なので、ケアマネが考えてくれているようなサービスが確保できるか、どうかは、わからない。

たとえ、無理であっても、老健側も、これ以上は、無理との判断みたい。

病院と違って、強制力は、ないから、本人の希望、家族の意向に従う、としてるけど。

あまりの問題児の場合は、出て行ってほしいんだろうな。

老健は、ずっといられる施設では、ない。

元の生活に向けてのトレーニングする場所。

そういう意味では、老健の人は、ほぼ、何もできない。

トイレに行くこと、食事を食べること、歯磨きをすること。

それくらいしか、できない。

本人は、元の杖歩行ができる!と言い張るけど。

右手で杖を持てば、使えない左手では、何もできない。

しかも、後ろに転倒しやすいので、たぶん、補助がなければ、すぐに転倒するだろう。

今までは、時間は、かかっても、自分で起き上がれたかもしれないけど。

今の状態では、それも、よほど運がよくなければ、無理だろう。

しかも、どの医者も、骨粗しょう症が進んでるので、転倒すれば、ほぼ間違いなく骨折するだろうと言う。

骨折しても、腎臓数値もよくないので、その時に全身麻酔ができるか、どうかも、わからない。

足の骨折なら、たぶん、寝たきりになるだろう、とも言われてる。

それだけ、言われても、老健の人の頭の中の自分は、数年前の、まだ、ヘルパーに助けてもらえば、ほぼなんでもできていた自分。

年々、できないことが増えてることは、認められない。というか、理解できない。というか、理解したくもない。

 

それでも、今月末に自宅に帰します。

いつもと同じく、最悪時の覚悟は、しています。

骨折が先か、腎臓や心臓が悲鳴をあげるのが先か。

それでも帰りたいのなら、帰します。

帰ったにしても、たぶん、ほぼずっとベッドの中でしょう。

今の老健のように、誰も食事ができたと呼んでは、くれないだろうし。

ま、運よくヘルパーの来てくれる時間帯が合えば準備もしてくれるでしょうが。去年の春に倒れた前以上に、状況は、悪化していますが、それも理解できないので、帰します。