病院の人 入院忘備録

今日のお昼に、妹と一緒に、担当医に会ってきました。

肺炎は、治まってるのに、なぜか、嚥下できない。

嚥下専門のリハビリ士にも、数回、診てもらったけど。

これほどひどい嚥下障害も珍しいとのこと。

何が原因なのか?

頭部CTも撮ったけど、嚥下中枢は、梗塞を起こしていない。

となると、原因がわからない。

年齢的…なもの以上の状態らしい。

今の点滴は、体に最低必要な水分、わずかな栄養。

抗生剤も使っていないとのこと。

となると、ここは、急性期病院。

治療がなくなれば、退院してください、となる。

しかし、この状態で、どうしろと?

 

高カロリー点滴は、感染の危険性が大。

鼻から胃にチューブは、ずっとチューブが入ったままなので、本人が抜くだろう。

となると、選択肢は、胃瘻しか、ないわけ?

 

しかし。

嚥下障害の原因がわからない限り、胃瘻は、いつまで続くのか、わからず。

要するに、延命につながる。

今の意識がしっかり?している状態で、だんだん衰弱していくのを見るのは、耐えられん…と、妹。

やっぱり、本人に聞くしか、ないか?

 

あえて、ベッドから、車いすに移乗させてもらい。

しっかりと体と頭を起こしてもらい。

入院以来、まったく食べたり飲んだりできてないのは、わかる?

ウン。

今の点滴のままじゃ、もう体が限界なの。 わかる?

あら、そうなの。

だから、体に栄養を入れないといけないんだけど。

ウン。

3つの方法があってね。

 今みたいに点滴で、栄養を入れるの。

それから、鼻から胃にチューブを入れて、栄養を入れるの。

最後は、胃にチューブをつけて、栄養を入れるの。

ウン。 胃瘻?

そう、胃瘻。

鼻からチューブは、ずっと入れたままになるから、気持ち悪いよね?

点滴は、心臓への負担を考えると、ほぼ1日中、かかるかも。

ウン。

延命は、しないでって言ってたよね?

。。。。。

胃瘻って、治療と延命の線引きがむずかしいの。

ひょっとしたら、また、口から食べられるようになるかも。

そしたら、胃瘻をやめればいいだけ。

ただ、ずっと胃瘻をしないといけないかも。

どうなるか、は、わからない。

ワタシ、胃瘻にするわ!

それと、もう1つ。

家に帰れなくなってる、って、わかってる?

どうして?帰れるやん。

一人で、歩いてトイレにも行けない。

車いすに一人で乗ることもできない。

しかも、車いすに乗ったら、あの部屋では、通れないとこばかり。

胃瘻の準備、後片付け、誰がするの?

ヘルパーにしてもらったら、いいやん?

あのね、胃瘻には、時間がかかる。

ヘルパー、帰るよ? 自分で処置できるの?今、病院で、何もかも、看護師任せで、それでも、文句を言ってる。

今のあなたに、何が自分でできるの?

。。。。。

療養型の病院か、老人ホームしか、ない。

。。。。。

ずっと4人部屋か、5人部屋か、知らないけど。

同室の人の文句ばかり、言ってこれから生きていきますか?

。。。。。

それだったら、老人ホームで、個室で過ごす方が楽なんじゃないの?

(病院の人は、人とまったく妥協できない。協調できない。)

(自分の思い通りにならないと、相手が悪い!と騒ぎ出す。)

 

何度も、(できるだけ、冷静に)説明を繰り返し。

なんとか、施設に入ることを了承させました。

週明けに、病院のケースワーカーと会って相談します。