老健忘備録。

今日は、4時から老健の会議室で、サービス事業者会議だったそうです。

というのも、私だけ、連絡漏れだったので、4時過ぎに電話をもらってから、かけつけました。

 

老健の相談員、居宅ケアマネ、ヘルパー事業所、居宅リハビリ、福祉用具

みなさん、お忙しい中、ありがとうございました。

遅れて申し訳なかったです。

 

ケアマネのプランでは、土日を含めて、毎日、昼前と夕方にヘルパーを入れる、というものだったのですが、それだと、自己負担金が毎月3万ほど、出るとか。

金額云々よりも、毎日、2回、人が入って、老健の人が大丈夫か、どうか。

ということで。

平日と日曜日に毎日、昼前にヘルパーを派遣していただく。

週に2回、居宅リハビリを入れていただく。

週に1回、訪問看護の看護師を入れていただく。

後、老健のリハビリ担当からは、自宅の風呂の湯船は、絶対に無理!シャワー浴だけなら、なんとかなるかも。(と言うのも、浴室の入口に段差があるため)

ただ、このさぶい季節柄、シャワー浴だけでは、たぶん、無理だろうし。

入浴のために、デイサービスに通うにも、階段の上下があるので、無理だろうし。

残るは、介護入浴サービスのお世話になるしか、ない。

とりあえずは、自宅での動きを、居宅リハビリに見てもらってからの判断ということに。

 

ヘルパー事業所が心配するのは、買い物を頼まれると、断れないとのこと。

スーパーやコンビニの惣菜を頼まれた場合、そのまま、買って来て渡していいのか?ということ。

泌尿器科の先生の心配した通り、寒くなってから、腎臓数値が悪くなっているので、今は、老健できちんと塩分、たんぱく質など管理していただいていても、数値が悪くなっているのに、自宅で好きなものだけを食べていたら・・・との心配をしていただきました。

が、も、自宅に戻れば、自分が思うほどには、まったく動けない、ということもわかるだろうし。

(ただし、それを認めるとは、思っていませんが)

せめて、好きなものを食べればいいと思ってることを伝えました。

水分も摂らずに、ベッドで横になってる方が楽・・・というのも、想定内。

腎臓は、確実に、しかも、急速に悪くなるでしょう。

今ですら、人工透析レベルに近づいているのは、わかっています。

(わかっていないのは、本人だけ)

 

集まった全員の意見で、馬蹄形の歩行器の方が体重を前にかけるので、後ろに転倒しにくくなる、とのことでした。

病院用の大型のものでは、なく、廊下を動きやすいサイズのものがあるというので、それを借りることで、話は、決まりかけていました。

が、最後に、老健の人を呼んで、今日、こうやって、自宅に戻るための準備をしていること、それには、どのようなサービスを使うか、話し合っていることを説明しました。

正確には、説明してもらいました。

老健の人の目は、吊り上がったまま。

私とは、まったく視線を合わせようともしないので、私も黙っていました。

 

自分がどれだけ、我慢しているか。

どれだけ、不自由な生活をしているか。

ただ、自分の家に帰って、「元通り」の生活がしたいだけだ。

これを、何度も何度も繰り返して、大声で取り憑かれたように話していました。

自分が「元通り」の自分でないことは、一切、理解しようともせず。認めようともせず。

自分だけは、自宅に帰れば、前とまったく同じ生活ができる。

そう、思ってる? 信じている?様子でした。

 

今回は、通院も困難、ということで、往診してくださる先生を探します。

ちょっと心当たりがあるのですが、往診範囲が車でおおむね30分とのこと。

距離的に、ギリギリな気もしますが、とりあえず、一度、ご相談に伺うつもり。

私の仕事は、これで、1つ、終わり。

それから、退所予定日までの通院のお供が2回。

(これは、今日の様子から、苦行になりそうです。 涙)

後は、退所日の精算。

自宅へは、妹夫婦の担当。

老健の人が自宅の人になってからは、ごみ出しがヘルパーの勤務時間的に無理そうなので、内緒で私が担当することに。

あくまで、内緒に・・・です。

私や妹がかかわることを嫌がっているので、あくまで、こっそりと。

 

後は、頑張ってもらいましょう。

 

老健忘備録。

新しい年になりました。

昨年中は、愚痴につきあっていただき、ありがとうございました。

今年も・・・たぶん、同じ状態になりそうですが。 ハァ

 

年末に老健より電話があり、朝から「歯ブラシ」にこだわってるとのこと。

次回、来られる時でかまわないので、新しいのを持って来ていただけますか?

人それぞれ、お気に入りの使いやすい歯ブラシってあるけれど。

思いこみの激しい人なので、自分の口は、大きく開かない!と信じてる。

大学病院の口腔外科で口内を診てもらう時も、「もう少し、開けられますか?」と言われ、開けられません!と言いながらも、医師に半ば無理やり開けられると開くし、痛くない様子。 呆

数年前に骨折した左腕と同じで、痛い!と思いこんでるだけで、(ま、痛くてかわいそうな私・・・を演じていたいのだろうけど)実は、そんなに痛くないのだと思う。

次回、老健に行くのは、年明けのしばらく先にしよと思っていたので、年末ぎりぎりに歯ブラシだけ、届けて来た。

も、バタバタの中、なんとか届けたので、会って引き留められて、しかも、自分勝手な言い分を繰り返されるのは、絶対に許せなかったので、事務所のスタッフにお願いした。

もちろん、中に手紙を書いて入れておいたけど。

翌日、携帯に留守電が入っていた。

どうやら、また、朝から、しつこく頼んで電話を借りたみたい。

(本当は、入所者自身には、電話を使わせない。どうしてもの人には、公衆電話があるので、テレホンカードを持たせてほしいと言われる。ただし、老健の人の場合は、その方がややこしいので、持たせないでくれ、と言われてる。)

原則では、スタッフが入所者から要望を聞いて家族に伝える。

でも、きっと、「それじゃ、伝わらないから」とか、「直接、話させろ」とか、朝から何度も何度も言ったんだろうと思う。

前にも、一度、そう繰り返して、負けたスタッフが電話をかけて代わってくれたけど、単に私を罵倒したかっただけで、途中でスタッフが何度も制止したけど聞かず、続いたので、私が切った。

後でお詫びの電話をしたら、逆に謝られた。

今回は、年末だし、あえて電話せず。

電話の内容は、自分が信仰している神社のお札を受けて来い!というもの。

受けて来てもらわないと、老健の人が「困る」そうな。 意味不明。

長年、お札を受けてることは、知ってるけど。

ここ数年は、受けてもお世話ができない。

1か月以上も、お水も替えず。もちろん、手も合わせず。

私自身の中には、お世話できないお札は、受けない、というのがあって。

老健の人の考え方は、もちろん、理解できない。

 

年末に居宅ケアマネから電話をもらった。

10日前後に居宅の各サービス事業所と老健側とで、引継ぎ会議をしましょう、とのこと。

介護保険の点数は、たぶん、十分にあるだろうけど、慢性的なヘルパー不足なので、ケアマネが考えてくれているようなサービスが確保できるか、どうかは、わからない。

たとえ、無理であっても、老健側も、これ以上は、無理との判断みたい。

病院と違って、強制力は、ないから、本人の希望、家族の意向に従う、としてるけど。

あまりの問題児の場合は、出て行ってほしいんだろうな。

老健は、ずっといられる施設では、ない。

元の生活に向けてのトレーニングする場所。

そういう意味では、老健の人は、ほぼ、何もできない。

トイレに行くこと、食事を食べること、歯磨きをすること。

それくらいしか、できない。

本人は、元の杖歩行ができる!と言い張るけど。

右手で杖を持てば、使えない左手では、何もできない。

しかも、後ろに転倒しやすいので、たぶん、補助がなければ、すぐに転倒するだろう。

今までは、時間は、かかっても、自分で起き上がれたかもしれないけど。

今の状態では、それも、よほど運がよくなければ、無理だろう。

しかも、どの医者も、骨粗しょう症が進んでるので、転倒すれば、ほぼ間違いなく骨折するだろうと言う。

骨折しても、腎臓数値もよくないので、その時に全身麻酔ができるか、どうかも、わからない。

足の骨折なら、たぶん、寝たきりになるだろう、とも言われてる。

それだけ、言われても、老健の人の頭の中の自分は、数年前の、まだ、ヘルパーに助けてもらえば、ほぼなんでもできていた自分。

年々、できないことが増えてることは、認められない。というか、理解できない。というか、理解したくもない。

 

それでも、今月末に自宅に帰します。

いつもと同じく、最悪時の覚悟は、しています。

骨折が先か、腎臓や心臓が悲鳴をあげるのが先か。

それでも帰りたいのなら、帰します。

帰ったにしても、たぶん、ほぼずっとベッドの中でしょう。

今の老健のように、誰も食事ができたと呼んでは、くれないだろうし。

ま、運よくヘルパーの来てくれる時間帯が合えば準備もしてくれるでしょうが。去年の春に倒れた前以上に、状況は、悪化していますが、それも理解できないので、帰します。

 

老健忘備録。

年内の通院お伴が終了しました。

今年も、ホント、たくさん、お伴しましたよ。

ただ、黙ってとか、世間話をしながら、待ってるなら、いいんだけど。

罵倒されたり、悪態、つかれたり、文句なんて、当たり前。

いつも「自分」だけは、正しくて、なのに、かわいそうな被害者で、我慢ばかりさせられてる?

いやいや、この10年ほど、あなたの「わがまま」のために、私が我慢ばかりさせられてますけど?

「自分」のわがままを通すためなら、人の迷惑なぞ、関係ない。

こんな人と一緒にただ、呼ばれるのを待ってるのは、「苦行」でした。

耳を貸さない。相槌を打たない。返事もしない。

そんな「自衛手段」しか、なかった。

 

手術までしたのに、まだ、痛い。

顔面麻痺は、いったい、いつになったら、治るの?

 

全身麻酔の手術をしてから、まだ、2か月も経っていない。

だから、痛みも残ってるかもしれない。

顔面麻痺も、同じ。

時間薬じゃないの?

何度、説明しても、理解しようとは、しない。

最後には、「あんたになんか、この痛みは、わからない!」

そ、わかりませんよ。あなたが、勝手になったことだし。

私が手術したわけじゃないんだから。

私がわからないなら、何度、言ってもしょうがないんじゃないの?

そんな返事すら、するのが面倒で黙ってる。

 

この間のミーティングでの介護スタッフの言葉が頭から離れない。

「昔のことは、よく覚えておられて、会話もできますので、認知症は、ほぼないと」?

昔のことは、覚えていても、昨日、今日、さっき、今のことがわからないのが認知症では、ありませんか?

会話とは、言葉のキャッチボールだと思うのだけど。

老健の人とは、キャッチボールは、できてないと思う。

こちらが聞いたことに対しての返事は、ないし。

自分の言いたいことだけ、好き勝手に繰り返すだけ。

これで会話してることになるんだろうか。

先日、自宅マンションへの帰宅トライアルについても、「介護靴」を履いていたからだ!と言う。

一歩ごとに、よろけてるのに、どんな言い訳?

 

今年は、春から病院と老健で食事の管理もしてもらっていても、腎機能がダメになってきている。

年明け、1月中に、自宅に帰す予定ですが。

きっと、食べたいものを、食べたいだけ、食べるでしょうから、もっともっと急速に低下していくでしょう。

転んで、骨折・・・よりも、先に腎機能がダウンするかも。

それでも、帰りたいのでしょうから、帰してあげますよ。

 

老健忘備録。

1時半に老健介護タクシーで出発。

すぐ後ろから、相談員とリハビリ士。

20分足らずで、8か月半ぶりの自宅マンションに到着。

ここから階段の洗礼が待っています。

リハビリ時にお借りしてる4点の自立杖を持って、車いすからいざっ!

 

一歩ずつ、「右からです」「左からです」と声をかけてもらい。

4点の自立杖がずれたり、すべったりしないように、リハビリ士は、足で踏んで固定。

それでも、本人は、自分の力だけで、階段を昇り降りした!と言う。

明らかに、何度も、ふらつき、足が止まりそうなるたびに、支えてもらったのですが。

でも、私は、やれば、できるんだ!という思いしか、ない。

結果、一段たりとも、自力では、昇り降りできないまま。

よろけながら、フラフラで室内に入りました。

倒れる前のように、杖もなく歩きだそうとするのですが、気持ちだけで、ふらつき、転びそうになる。

今まで室内で使っていた簡易歩行器は、一歩ずつ、意識して前に重心をかけないと、すぐにふらついて、後ろに倒れそうになる。

でも、予想通り、車いすでは、室内は、移動がむずかしい。

歩行器で移動するのなら、色々と約束してもらわないといけないけど、まったく無理・・・というものでもないかも、との話。

これが老健の人の頭には、「帰れます。ぜんぜん大丈夫。」となる。

 

一瞬しか、自立できないので、自炊は、もちろん、ダメ。

室内は、バリアフリーだけど、ベランダに出るには、かなりの段差があるので、ダメ。

一人でお風呂は、ダメ。

 

聞きながら、守れるはずないやん。

聞いた、この瞬間から、都合の悪いことは、忘れるんだから。

自分に都合がいいように、作話するんだから。

 

でも、守れなくてもいい。

年明けに準備を始めて、帰ってもらおうと思っています。

 

老健忘備録。

老健では、3ヶ月ごとに、1人ずつについて、目標の見直しをしてくれているそうです。

今までは、スタッフにお任せしていたのですが、自宅に戻るか、どうか、という時期になってきたので、よかったら、参加されませんか?と声をかけていただきました。

 

介護、看護、リハビリ、食事、それに老健の医師と窓口の相談員から、それぞれに日常の生活状態を聞きました。

 

介護、看護、食事は、普段からも、スタッフから話を聞いてのですが、リハビリに関しては、本人が「車いすから立ち上がれる」「歩ける」「階段も、ぜんぜん平気」という言葉しか聞いていないので、実際のところがわかりません。

結果、現状としては・・・。

ベッドから車いすへの移乗は、時間がかかるけど、自分でできる。

立ち上がっての、つかまり立ちは、やっと。

自宅マンションには、階段が多いということで、3段の階段を作って練習していますが、3段が限界です。

しかも、3段目は、フラフラで、後ろから、お尻を押し上げてやっとの状態。

3段目を上がると、もう、力を使い果たし、動けなくなります。

歩くのも、大きな歩行器を使って歩くので、前に体重をかけるため、後ろ転倒の危険性は、若干、減っています。

自宅の簡易歩行器では、ほぼ確実に転倒するでしょう。

杖歩行は、ほぼ無理です。

自宅でも、車いすの使用を勧めます。

 

老健の医師からは、先日、大学病院の整形外科医から、次に転倒すれば、ほぼ100%、骨折するということと、その際、腎機能の低下により全身麻酔での手術は、もう無理だということを言われた件についての見解を聞きました。

ほぼ100%骨折するのは、同意する。

ただ、血液検査の結果から見ると、全身麻酔ができないほどの腎機能の低下は、ないと思う、とのこと。

ただし、手術できても、元の状態に戻れるか、どうかは、別問題。

骨折場所によっては、寝たきりになるかもしれない。

 

老健の人の自宅は、縦に長いタイプの部屋。

まず、問題は、車いすの方向が変えられない。

前進したら、後退してもらうしか、ない。

基本、バリアフリーの室内ですが、トイレ、洗面所、台所の入口は、狭く、車いすの乗り入れが無理。

風呂場には、段差あり。

でも、入浴については、倒れる前から入浴介助をお願いしていたので、クリアできると思う。

台所にあるレンジ、ポット、炊飯器などを車いすが動けるダイニングに出してしまう。

それは、いい考え。

ただ、水道栓だけは、どうにもできない。

その辺がネック。

車いすから立ち上がって、水道を使うには、最低10分は、自立できることが必要とリハビリ士にも言われた。

10分間の安定した自立があれば、手を洗うなどの基本動作は、無理なくできるだろう。

 

入所して、間もない頃に、相談員の人が、老健の人の自宅を見学に来てくれました。

階段とか、写真を撮って帰られたので、その写真だけは、見てる模様。

 

老健の医師は、私には、苦手なタイプ。

何かと言えば、老健は、病院じゃないので、帰りたければ、帰ればいい。

そういうスタンス。

ま、老健自体、長くいる場所でもないし、自立への段階の場所なので、仕方ないんだけど。

でも、いつ会っても、不機嫌そうで、何を相談しても(直接、会いたいと言うと、ほぼ毎回、直接、聞く必要は、ない!という態度を取られる。)別に今のままで不都合は、ない!と間接的に言われる。

その医師が、リハビリ担当の理学療法士に、「君は、自宅に行ってみたのか?」と聞いた。

「いや、ないです。写真は、見せてもらいました。」

3段、階段が上れた。つかまり立ちができた。それだけの目標では、ダメなんじゃないか?」

「そんな言い方をしてると、本人は、できるんだ、なんでもできるんだ、という自信だけ、持つ。」

「一度、本人と一緒に自宅に行って、現実を見て、本人に見せる必要があると思わんか?」

(ここで、理学療法士、不承不承、はい、と返事。)

 

ということで、週明けの月曜日の午後、この理学療法士と相談員が一緒に老健の人のマンションに来てくれます。

階段を経験させるために、老健の人と私は、介護タクシーで。

それを追いかける感じで、ついてきてくれるとか。

階段は、4段、下りて、3段、上がり、16段、下りて、4段、下りて。

それで、やっと老健の人の玄関に到着します。

たぶん、最初の4段で、ダウンするかも。

立ち往生した場合は、階段に座らせて、お尻で1段ずつ、おろす。

それも、危険と判断したら、そこで、中止します、とのこと。

 

本人に現実を知らせるためには、しょうがないこと。

ただし、すぐに認めるとも、思えませんので、ビデオを撮ることにしました。

 

さ、何段、クリアできるんでしょう。

家から一歩も出ないなら、帰ってもらってもいいんですけど。

その代わり、1週間、もつか、どうか。

 

老健忘備録。

今日も、昼過ぎに大学病院へ。

おととい、行ったばかりなんですけどね。

こんなに外来に通うのなら、今日まで、入院でも、よかったんじゃね?と言いたい。 ハゥ

 

おとといは、顎関節の手術をしてくれた口腔外科。

今日は、行くまで、なぜ、行かねばならないのか、わからなかった整形外科。

行ってみたところ、行先は、骨粗しょう症の専門医。

確かに、老健の人の顎関節の腐食は、骨粗しょう症の予防薬が原因の1つらしいけど。

飲んだ人、みんなが発症するわけでもなく。

色んな要素があり、ま、運が悪かった・・・ということみたい。

でも、今、あちこちの大学病院が関連を調べているようなので、大学病院としては、いいサンプルなのかもしれない。

 

今まで言われていたよりも、骨密度も低く、腎臓の状態もよくないらしい。

後ろに転倒する癖がある老健の人。

次に転んだら、確実に骨折すると言われた。

しかも、腎臓の状態から、長時間の全身麻酔は、もう無理だと言われた。

と言うことは、2年前に骨折した左腕を動かさず。

次に右腕も骨折したとしたら、両手が使えない。

脚を骨折しても、歩けない。

一生、車いすの生活なら、まだしも、寝たきりになる、と言われた。

 

「どうしても、家に帰りたいんです。」と老健の人。

ここで、初めて、医者に「どうして帰りたいんですか?」と聞かれた。

「私、趣味が園芸で、大きな大きなバラの花を咲かせていたんですよ。」

「いまどき、園芸ができる施設があるでしょう?そこでいいじゃないですか。」

「いえ、どうしても家に帰りたいんです。」と老健の人。

「おうちには、大家族が待っておられますか?」

「えっ?」 (先生、何を言い出したんだ?) 「いえ、一人ですけど。」

「それなら、絶対に無理です。10人ほどの大家族なら、考えられないこともないですけど。」

「でも、それでも、帰りたい・・・」

「いえ、無理です。」

「どうしても、無理ですか?」

「はい、無理です。お年を考えても、もう十分でしょう?施設に入って生活をしてください。」

「でないと、寝たきりです。転ぶと、即、骨折です。」

「骨折を防ぐには、車いす生活をお勧めします。歩くことは、やめてください。」

「ダメですか?」と老健の人。

「ダメです。」とあっさり言われてしまった。

 

今、お世話になってる老健は、ずっとお世話になってた病院の経営なんだけど。

そこの先生は、みんな、優しくて?いつも、オブラートに包んだ言い方しか、してくれず。

今日の先生は、初めて、真正面から、「無理だ」と言ってくれた。

今日も、「私、おやつを食べてないから」と菓子パンを食べてカルピスを飲んでる間に、

もう、言わないけど、最後にもう一度だけ、言っておくけど。

私の希望は、サービス付きの高齢者賃貸住宅に入ってくれること。

そうすれば、介護保険は、使わないから、居宅リハビリの先生にも来てもらえるし。

ヘルパーに洗濯や買い物も頼める。

食事の準備は、してもらえるし、トイレ、風呂の手伝いは、頼める。

個室で、部屋にトイレも風呂もある。

でも、あなたの人生だから、あなたが決めればいい。

もう、二度と言わないから、冷静に考えてほしい。

どうなってもいいと思うなら、私は、それでいい。

数年前に、勧めた施設に入っていてくれたら、左腕の骨折もせずに済んだ。

その反省がまったくされていない。

あの時は、どうのこうのと言い訳ばかり。

あの時に比べても、余計に体が動かなくなってることを認めてほしい。

 

老健に送って行って、顔見知りの看護師に、今日のことを話した。

ちょうど、来週、老健のスタッフとのミーティングがあるので、また、話そうと思います。

 

ただ、明日になれば、きっと、都合の悪いことは、すべて忘れているでしょう。

自分に都合がいいとこだけ、つなぎ合わせて、勝手な話を作って。

いつも、自分は、被害者で、かわいそうな人を演じていることと思います。

 

今日の先生の話で、私の気持ちもゆるぎません。

好きなように生きてくれたら・・・と思います。

 

も、疲れた。。。というのが本音です。

 

 

老健忘備録。

入院前から、ずっと言われていたんだけど。

老健の人、「ハサミ」を持って来い!と言う。

いったい、何をするんだ?と聞くと・・・「鼻毛、切る」と言う。

「家にいたときは、握りハサミで切ってたのよ。だから、持って来て!」

 

今年の春から、入院→老健→入院→老健と繰り返し、介助してもらい。

毒を吐きながらも、結局は、助けてもらい、何もしなくなり。

2年前に肘を骨折した左手は、いまだに三角巾でつって、一切、使わない。

「指も腕も痛いの!」

そりゃ、そうでしょう。

使わないから、どんどん、固まって来て余計に痛いんだと思うけど。

言っても聞かないから、もう言わない。

右手も、使わずに済む生活をしてるので、どんどん力が入らなくなってきた。

そんな手で、どうやって、「握りハサミ」使うの?

その前に、老健には、ハサミは、持ち込めない。

何度、言ってきたことだろう。

聞く気もないし、聞こうともしないし。

だから、持って行かずに放っておいた。

 

前に知り合いに、「鼻毛カッター」なるものがあると聞いた。

昨日、それを探してみた。

意外とすぐに見つかった。

電池式で、小さい刃が中で回転する。

だから、けがもしない。

 

それから、「孫の手」を持って来い!と言う。

今回の入院前に、妹に頼んで、持って来させたんだけど。

それで、気に入らないと、夜中でも、ベッドの柵をたたいたらしい。

そりゃ、スタッフにも、いやな顔されるわ。

呆れて、物が言えん。

ちょうど入院の機会に、ほかの荷物に紛れて、隠してしまった。

再入所させてもらったときは、もちろん、持ち込まず。

ところが、背中が痒いときに、かけないと言う。

スタッフも、なかなか来てくれない。

(そりゃ、あなた、ブラックリスト入りしてますからね。)

「も、ベッド、たたかないから、持って来て!」

ホントかな。

 

来週は、2回も大学病院の外来に行かないといけない。

それなら、入院させておいてくれたら、いいのに。

「いつ、行くの?」

来週の火曜日と木曜日。

「何時から行くの?」

火曜日は、2時半に出る。 木曜日は、12時半に出る。

「いつ、行くんだっけ?」

だから、火曜日と木曜日。

「何時?」

。。。。。

この繰り返し。

ノートに書いて置いてきたけど。

 

も、一人暮らしは、無理だと思うけど。